大人買い [books]
映画を観に行こうか行くまいか。。。
と考えているうちに予習と言うことで息子が1,2巻をレンタルしてきていっしょに読んだ。はまってしまった。
続きが早く読みたいのに人気のため貸し出し中が続き待ちきれず、けっきょく買ってしまった。
ガーッ!ガーッ!
ガーガガガーガーガガーガー!
それで映画。
どうしようかな。
納得できない箇所などあり、映画を観て(3部作だから全部観ないとと意味ないだろうなー)すっきりするなら観たいな。
でも「原作を忠実なになぞる」って聞いたから結局漫画と同じかなぁ。
でも唐沢のケンヂは、見てみたい(*^^*)
活字に溺れる。 [books]
八日目の蝉 / 角田光代(読売新聞夕刊の小説。ちょっとづつ読むのがいやなので単行本になるのを待って、さらに試験が終わるのを待って念願の一気読みw)
ビネツ / 永井するみ(なんとなく本屋でみつけて読んでみた初めて読む著者)
魔術はささやく / 宮部みゆき(ずいぶん前に友達に借りたもののなかなか読めず。やっぱり苦手。途中まではおもしろいのにな~、けっきょく超能力者とか出てきたりするからな~。好みの問題?)
記憶の隠れ家 / 小池真理子(さんざん読んでる著者・・・女のこわ~い所を書かせたらピカイチ!そこがすき)
肩越しの恋人 / 唯川恵
愛しても届かない / 唯川恵
愛には少し足りない/ 唯川恵(立て続けに唯川恵・・・もうゲップでそう~!)
アムリタ / 吉本ばなな(キッチン・うたかた・TUGUMIを思春期にタイムリーで読んで以来避けてきた著者。外と切り離されたところにいるような内向きな主人公が多くて、一緒に沈んでいくカンジがつらくて苦手。キッチン・うたかた・TUGUMIも今読み返すともしかして違う感想かも・・・とアムリタを読んで思った。いや~浮上できてよかった!←実は浮上できなかったら怖いな、と思いつつ読んだから)
以上。
ここ1ヶ月で読んだ本でした。
寒さと強風で家から出られないという口実で、どっぷりと読書にはまりまくりました!
去年は短いエッセイなどでがまん。でも米原真里のエッセイはさいこー面白かったな~(*^^*)
疲れてるときの林真理子も効き目あり。
林さんのエッセイはダイエットと食べることとイイ男といやな女の話ばっかりで(笑)
ちょっと読書はおやすみ。
はぁ~まんぞく!(*^^*)
東京タワー・・・江國香織さんのほう [books]
いまさらながら「東京タワー」読みました。
ご存知の通り、リリーさんの「東京タワー」とはまったく趣の違う本ですが。。。
黒木瞳と岡田准一が主演の恋愛映画・・・
美男美女・・・
なんだか観たくない・・・
という軽い嫉妬のような気持ち?もあり映画は観ていなかったので、ほとぼりが冷めた頃に本で読んでみました。
この辺はへそまがり?
なのにやっぱり読んでいると黒木瞳サンが浮かんできてしまうのです・・・
ということはナイスキャストだったんですね~。
広いマンションにダンナと二人暮らしで、お金と時間と若いボーイフレンド(自分の息子でもおかしくない)がいて、自分の店も持っていて、いつもタクシーで移動する美しい主婦。。。
こんな浮世離れした人物、黒木瞳サンくらいしかできないでしょうね。
あっ・・・またひがみっぽくなってしまった。
でも透役は岡田君じゃないでしょ~?
もっと自分の殻に閉じこもっているような繊細で独りよがりな感じ。。。
もうちょっと若ければ西島秀俊がイメージだなぁ~。
もうひとつのカップル、映画ではマツジュンと寺島しのぶさんが演じてました。
寺島しのぶさん、これもたぶんはまり役だったでしょうね。
愛に生きる女を演じたら彼女の右に出る人はいないでしょう。
コワかっこいいみたいな?←こんな言葉があるか知りませんが。
(ついでにご結婚おめでとうございます)
こちらのカップルの方がリアルで引き込まれてしまいました。
黒木サンと岡田君のほうのカップルは本では結末が書いてありませんが、あのまま幸せにはなれないだろうなぁ~。。。
黒木サンに振り回され自分が何なのかわからなくなってしまいダンナさんと対決。。。(黒木サンは望んではいないであろう)
黒木サンではないんだけど・・・え~と詩織さんだ!
透くん、もうかなり危うい感じでひやひやしながら読みました。
やはりかなり年上の女性と付き合いたいのなら、男側にそれなりの器がないともうめちゃくちゃになってしまうでしょう。。。あ~こわ。
やっぱりDVDみようかな~・・・
ほんとへそまがりだ~~
読書の秋ですね。 [books]
夜が長~いので思う存分読書しています。
奥田英朗さんの本3冊の紹介です。
映画化された「イン・ザ・プール」、ドラマ化された直木賞受賞の「空中ブランコ」、「町長選挙」の三部作。(まだ続くのかな?)
大病院の二代目の子供みたいな精神科医、伊良部先生(?)と心の病にかかった患者さんのお話です。
患者はまじめに悩んで病院にやってくるのに、まじめにとりあってくれないふざけた先生が主人公。
(ちなみに映画もドラマも見ていませんが、ドラマの阿部ちゃんは伊良部のイメージじゃないなぁ・・・)
伊良部に不満を感じつつも、藁にもすがる思いで通院しているうちに、いつの間にか患者自身が病気を治していくというような感じでしょうか?
患者も個性的で、尖端恐怖症のやくざとかプールで泳がずにいられない依存症の患者、空中ブランコが飛べなくなったサーカスの花形団員などなど。
「町長選挙」では、患者のモデルが誰かわかるような設定です。
PCばかり使っているのでひらがなを書けなくなってしまった「ライブファストのアンポンマン」、死ぬのが怖い球団オーナーの「ナベマン」、若さに固執する女優の「白木」とか。。。誰だかわかりますよね?(笑)
とってもばかばかしい本なのだけど、笑っているうちに悩んでいることがばかばかしくなってきてしまうような本です。
「空中ブランコ」が二作目で伊良部先生もいい感じで乗ってきておもしろかった
「町長選挙」はやりすぎかなぁ。。。と思いましたが、漫画チックでそれはそれで楽しめました。
三作とも漫画みたいにすらすら読めるので、疲れているときにもお勧めですよ~。
東京タワー(リリー・フランキー) [books]
とっても話題になっていたので、やっぱり読んどくかなっと思い、図書館で借りようと思ったら貸し出し中で、予約をしたのが5月・・・
リクエストしていたことも忘れかけていた昨日、図書館から連絡がありました。
半年近く待たされたけれど、購入しなかったのは、すでに「泣ける本」 として紹介されていたからです。
(はじめから「泣く」ために本を開くことに抵抗を感じてしまうのは私だけでしょうか・・・?)
リリーさんは「水10」で見ていてなんだかよくわからない人という認識しかなったのですが、読み終わった感想として、「あぁ~こんな環境で育った感じの人だなぁ~」とみょ~に納得してしまいました。
内容はもうご存知だと思うので触れませんが、いわゆる「泣ける本」とも違うし(たしかに泣きましたが・・・)でも、「2006本屋大賞」受賞はちょっとわからないなぁ~ 。というのが正直な感想でした。
昭和の頃はこんな「オカン」も「オトン」も普通に社会に溶け込んで暮らしていた気がするなぁ~となつかしい感じがしました。
村上春樹 その2 [books]
かなり読み応えのある3部作「ねじまき鳥クロニクル」です。
「クロニクル」って年代記っていう意味だそうです。
クロニクルってねじまき鳥の名前かと思っていた私・・・(ハズカシ)
「僕の井戸」が物語の重要な役目を果たしているのですが、「ノルウェイの森」もはじめに井戸が出てきて、意識の奥底の象徴のように書かれていました。
(ノルウェイは読み返している途中です)
ものすごく簡単にいうと、突然出て行ってしまった猫と妻を捜すお話。
かなり変わった名前と経歴を持つ人たちが出てきます。
途中、元日本兵による戦時中の話が出てくるのですが、そこで行われた拷問のかなり細かい描写に、イメージが鮮明に浮かんできてしまってしばらく頭を離れませんでした。
ここでも元日本兵が落とされた「井戸」が重要な意味を持っています。
つながっていないようでつながっている混沌とした出来事の数々。
健康的な人が一人も出てこないので、ブルーな時に読むのはお勧めできませんが、元気いっぱいの時にも読む気にはなれないかもしれません。
頭の中に浮かんでくるイメージに色が付いていなくて、ずっと薄暗いところにいるような気分になってしまうので、私は「今日は無理そう」な感じの日には読まずに、平常心のときに読み進めました。
それでも全部読み終わった後は不思議な爽快感を味わうことができました。
モモ [books]
「モモ」は時間泥棒から時間を取り返しに行くお話し。
とても有名なので読んだ方も沢山いると思います。
子供の頃に読まなかったのですが(子供の頃の私にとってはなにしろ字の多い厚い本でしたから)小泉今日子さんが「アイドルの頃、忙しく自分を見失いそうになっていたときに友達にプレゼントされて、とても感銘を受けた。」といっていたのがきっかけで、大人になってから読んだのです。
大人になった私にもたくさんのことを教えてくれる、すばらしい本でした。
時間に追われている大人にこそ、ぜひ読んでほしい本です。
自身が時間泥棒になってしまわないための戒めの本でもあります。
私も日々子供たちに「早く早く」と、せきたてていたことを深く反省させられました。
児童書はほんとに深いなぁ~・・・
ムーミン一家シリーズ [books]
児童書にも大人が読んでもじゅうぶんな内容のものがあります。
そのなかでも、児童書のムーミンを読んで、すっかりその世界のとりこになりました。
アニメ版も子供心にどことなく暗いイメージがありましたが、それは長い冬の国のお話だったからだということで、納得できました。
哲学的であったりして、かなり深いなぁ~・・と感心するところも多々あります。
心に残る言葉の数々もあって何度でも読みたくなります。
なかでも「ムーミン谷の冬」は大好きな一冊です。
ムーミンたちは冬の間、春まで冬眠するのですが、ムーミンだけまだ雪深い冬に一人目が覚めて眠れなくなってしまい、春まで一人で過ごすお話。
特に秋から冬にかけて、暖かい部屋でゆっくりまったりしながら読むと最高です。
その世界にはまってしまい、小物やマグカップ、フィギュアを集めてしまいました。
これは一番お気に入りのムーミンとスナフキン。
実は足がツボ押しになっています♪
クッキーのおまけ。食玩ですね。
細かいところまで丁寧に再現されていて、思わず全部そろえてしまいました。
村上春樹 その1 [books]
読まず嫌いだった村上春樹の本。
ベストセラーだった「ノルウェイの森」を学生の頃読んで、「???」
ちまたで絶賛されていたのだけど、さっぱりわからなかったので、自分の感性がおかしいのでは?と思って、なんとな~く不安になり村上氏の本を避けていたのです。
あれから10年以上たって、なぜか村上氏が気になってもう一度チャレンジ。
題名に誘われて「海辺のカフカ」読んでみました。
物語にすっかり入り込んで一気に読んでしまいました~。
だけど・・・あの件はどうなったの?!最後に出てきた「あれ」の正体はなんなのよ?!あの人はだれなのよぉぉぉ~・・・
残りページが少ないのにナゾは解けるのか?と不安になりながら最後のページになってしまったのです。
結局ナゾはナゾのままわかりませんでした・・・
が!すぐにもう一度読み返してみて、なぜ「村上ワールド」といわれるのかやっとわかりました。よかった!!
独特な世界観をもっていて、その世界にどっぷり浸ることが大事だったのね。
頭で考えて推理小説のように読むと「?」になってしまうけど、感じることが大事だなぁ~と思ったのでした。
これははじめてのカンジで、こっちがわにもどれなくなりそうでした。
立て続けに「ねじまき鳥クロニクル」に手を伸ばしました。
これはまた次回。